こんにちは、ぺーた(@fishing_110)です。
みなさん、出生魚って知っていますか?
実は、僕も最近まで知らなかったので、メモ用として記事にしていきます(^^)/
出世魚についての知識
魚の名前は、魚体の大きさや、地域によって呼び名が違うケースが多々あります。
大きさによって呼び名が変わる魚を「出世魚」と呼び、代表的な魚はブリが有名です。
今回は、代表的な『ブリ、スズキ、コハダ、マグロ』を取り上げていきます。
このほかに、サワラ(サゴシなど)、クロダイ(カイズなど)、ヒラメ(ソゲなど)、ボラ(トドなど)など
成長するにしたがって呼び名が変わる魚は他にもたくさんいます!
なぜ出生魚と呼ぶ?
名前が変わると、なぜ「出世」になるのでしょう?
実は、それは明治に戸籍法が制定されるまで続いていた武士や学者の風習と関係があります。
当時、武士や学者は今の成人にあたる元服を迎えると、名前を幼名から大人の名前に改め、着るものも替えて社会の仲間入りをすることを大いに祝いました。
また出世の折々で身分に応じた改名をする風習もありました。
そこから、名が変わる魚は「出世魚」と呼ばれて縁起物とされ、お祝の贈り物としても使われるようになったといわれています!
ブリ
これほどさまざまな名前を持つ魚はあまりありません。
地域によっても呼び方が異なります。
一般的に、
・関東 → ワカシ(ワカナゴ)→イナダ→ワラサ→ブリ
・関西 → モジャコ→ワカナ→ツバス→ハマチ→メジロ→ブリ
と呼ばれています。
大きさ | 20cm | 40cm | 60cm | 80cm |
関東 | ワカシ | イナダ | ワラサ | ブリ |
関西 | ツバス | ハマチ | メジロ | ブリ |
九州 | ワカナゴ | ヤズ | コブリ | ブリ |
「ハマチ」は関東でも使われることが多いですね。
このほか紀州近海、瀬戸内海などでもそれぞれの呼び方があります。
なお養殖ものを天然ブリと区別してハマチと呼ぶケースもあります。
成魚に向かうほど脂ののりがよくなり、旨みも増しますが、刺身や寿司ネタとしてはイナダ、ワラサ、ハマチがいいという人も多いようです!
スズキ
ブリと並ぶ出世魚といわれるのがスズキです。
日本各地の沿岸で漁獲されますが、ブリほど地域による違いがなく
一般的に、
・コッパ→セイゴ→フッコ→スズキ
と呼ばれています。
スズキは淡泊で上品な風味が愛される白身魚。
弾力のある歯ごたえを楽しめるので、刺身がおすすめ。
セイゴやフッコは塩焼き、香草焼き、包み焼きなど焼き物が向いています。洋風の味付けにもよく合います。
コハダ
寿司を食べるときは、コハダを「最初に食べるのが通」という人もあるくらい、江戸前の寿司ネタではおなじみの魚です。
たいてい酢で締めて食べますが、海辺の地域では刺身も食します。
一般的に、
・シンコ→コハダ→ナカズミ→コノシロ
と呼ばれています。
ブリやスズキと違い、コノシロでも15cm〜20cm程度。
コハダは10cm弱程度の小さな魚です。
関西では「コハダ」と呼ばず、ツナシ→コノシロが一般的です。
地域により「ハビロ」「ドロクイ」などの呼び方もあります。
マグロ
マグロが出世魚であるというのは、あまり一般的でない見解かもしれません。
漁師さんたちは、成魚になる前のマグロを段階的に呼び分けますが、店頭に並ぶ際は、多少小型でも、
「マグロ」という呼び方に信頼感があるようで、あえて出世魚として扱わない傾向があるようです。
一般的に、
・カキノタネ→メジ→チュウボウ→ダルマ→マグロ
と呼ばれています。
呼び方は人により、地域により異なります。
マグロと呼べるのは50kg以上というのが一般的です。以上というのが一般的です。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
魚って知識を得れば得るほど面白いですね!
出生魚を考えながら、釣りをしてみたらまた一味違った楽しみが味わえます(^^)/